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塔之沢温泉

塔之沢温泉は、箱根湯本温泉の奥にある温泉です。湯本温泉から600mほど上がった早川沿いの温泉エリアに位置し、山間の閑静な雰囲気で、新緑や紅葉時シーズンの彩りは鮮やかで、渓流との調和も見事です。

閑静な雰囲気と老舗旅館の多い独特の雰囲気があることから、塔之沢温泉は江戸時代から文学や旅行案内によく描かれました。塔之沢温泉は、弾晢上人によって慶長10年(1605年)に発見されたと伝えられ、温泉地としては江戸時代以降に開湯しました。100年も経たない間に元湯、一湯、せとの湯など、12〜13もの湯つぼがあるほどの湯治場に発展していきました。

七湯の中では比較的新しい温泉になります。弥次郎兵衛と喜多八で知られる、江戸時代の人気小説『東海道中膝栗毛』の中にも描かれ、島崎藤村をはじめ川端康成、夏目漱石など多くの文豪たちもこの地の湯を愛し、幾度となく訪れています。多くの文人に愛されてきた塔之沢温泉は、現在でも温泉場の雰囲気が色濃く残っていますが、温泉以外にも花を一年中楽しむことの出来る箱根ベゴニア園などもあり、新しい魅力もたくさん詰まっています。

塔之沢駅のホ−ム続きには、火伏観音や深沢銭洗弁財天などもあります。ここに行くと不思議な静寂さや、ゆっくりとした時の流れを感じることが出来るでしょう。

塔之沢温泉は一昔前は基盤岩類の亀裂から温泉が湧出していましたが、現在はボーリングによって湯本温泉と同じ基盤岩類中から揚湯されています。泉質は単純泉・アルカリ性単純泉で、神経痛・関節痛・冷え性に効果があります。

箱根七湯